脱毛コラム

エステでできるワックス脱毛や電気針脱毛とは?

エステでできるワックス脱毛や電気針脱毛とは?
公開日:2015/05/06 更新日:2022/07/15

 エステで現在行われている脱毛のメインは脱毛マシンから照射される光で、皮膚に影響なく、皮膚の下の毛根にだけ反応する仕組みで作られたフラッシュ脱毛(光脱毛)です。照射するだけで、処理ができる手軽さで、広範囲を同時に処理できるという事で、結果短時間でできる結果、料金も従来の脱毛方法と比較して、割安になり、現在のエステサロンで実施されている手法の中で、最もポピュラーな脱毛方法になっています。

 ですが、それ以外にも、ワックスを使用した脱毛法や、電気針を使用した脱毛法など、まだまだ、従来の手法での脱毛の施術が今も稼働しています。当サイトで掲載しているサロンでは、ワックス脱毛法や、電気針脱毛法を採用しているサロンはかなり少ないですが、どういった手法なのか、メリットやデメリット、特長を分かりやすく説明していきます。


プラン詳細を見る

ワックスう脱毛と電気脱毛とは?




エステでできる脱毛ってどういうものがあるの?

 「美しくなりたい」という気持ちは全女性に共通のものです。歴史の始まりからその気持ちにはいささかの変化もありません。エステティックサロンの起源は、遥か古代エジプト時代にもさかのぼることが出来ます。古代エジプト時代では、既に様々な化粧品や香料が開発されていました。化粧するのはもっぱら、王侯貴族の女性達、奴隷が彼女達にかしづいて香油を塗ってマッサージをしたり、泥状のものを体に塗る、今で言うパックをしたり、メイクアップをしていたそうです。一部の捨てティックサロンがうたっているエジプト式というコピーも根拠が無いわけではないのです。ヨーロッパでは、17世紀には既にメイクを含むエステティックの専門家が存在していました。一般社会に普及したのは、19世紀頃、市民社会が確立してからのようです。その頃は、美容院がエステティックサロンの役割を果たしていました。30年代になると、今のエステティックサロンとほとんど同じ形態のものが誕生しています。このように歴史的観点から見ても、エステティックサロンを生み出したのは、「美」を求める女性の熱意と言えるでしょう。


詳しく見る

エステサロンでのワックス脱毛

 エステティックサロンでの脱毛の中で、一部のサロンでは現在も取り扱いのあるワックス脱毛があります。ブライダルエステでは、現在も主流の施術内容です。

 自分で処理する場合は、取り残しや処理した後の肌のカサカサ感に悩まされる場合がありますが、エステティックサロンでは、アフターケアも比較的しっかりしているので、急いで、キレイに脱毛したい場合には向いているのではないでしょうか?

 エステティックサロンでのワックス脱毛の過程を見ていきます。

 エステでは、脱毛前にカウンセリングをするのが一般的です。まず、その人の毛質や、量を確認していきます。その際脱毛したい部分をオーダーするのですが、完全に脱毛をするのではなく、20%程度くらい残して自然な感じにすることも依頼できます。

 実際の処理は、アルコールで肌を消毒するところから始まります。その後、ワックスを少量肌に塗り、適性を見ます。パッチテストがオッケーであれば、ひと肌程度に温めたワックスを薄く塗ります。後は剥がすところまでは、自分でやるワックス脱毛と同じ。処理後はアフターケアとして、オイル等で肌を整え、パウダーで刺激した肌を緩和し終了です。処理後の入念なケアが、エステでのワックス脱毛の特長と言えます。

 エステでのワックス脱毛では、痛さの部分は軽減できませんが、自己処理によるワックス脱毛の他のデメリット部分は、大分緩和されてはいるとはいえます。ただし、専門的に見れば、オイルやパウダーでケアするとは言え、肌に刺激がかかることに変わりはないので、積極的にお勧めはできません。宣伝文句で「肌を傷める心配がない」とアピールしているところもありますが、それはあり得ません。抜くタイプの脱毛法では必ず肌に負担がかかっています。痛いのが何よりの証拠です。

 エステティシャンは専門家ですから仕上がりもキレイでしょうし、自分では出来ない場所もエステなら可能です。しかし、エステでのワックス脱毛のメリットは、プロの技術と言った面より、精神的な部分が大きいのではないでしょうか?リラックスしながら処理できる極楽気分は、代えがたいものです。


プラン詳細を見る

メリット

【メリット】
  • 自分でやりにくいところも可能
  • 仕上がりがキレイ、思い通りにできる
  • アフターケアがきちんとしている
  • リラックスしながら脱毛できる

デメリット

【デメリット】
  • 肌に負担がかかる場合もある
  • 腕、脚以外の使用はお勧めできない
  • 肌の状態によっては使用できない
  • 取り残しがある
  • 埋没毛が起こりやすい

詳しく見る

電気針脱毛って何?

 永久脱毛をするには、毛乳頭を破壊しなければなりません。その為の方法として用いられるのが、電気、細長い針状の金属線を毛穴から毛乳頭に達するまで挿入し、電気を流して毛乳頭を破壊するのです。

 エステティックサロンにおいて、電気を用いて脱毛する方法には3つのやり方があります。一つ目は、電気分解法です。これは、肌に弱い直流電流を流し組織液を分解して、毛球と毛乳頭を科学的に破壊する方法です。電気を流している時間が長いので、現在、この方法単独で行われる事はまずありません。二つ目は、高周波法。針を通して高周波を流し、周囲を熱で破壊するものです。短時間の内に処理は終了しますが、高熱の為、皮膚トラブルが多く、この方法による処理数も減ってきています。最後は、これら2つの手法をミックスしたブレンド法と言われているモノで、これが、現在、エステティックサロンで行われている電気針脱毛法です。別名ニードル脱毛とも呼ばれています。

TBCや、メンズTBCのスーパー脱毛で用いられている手法です。

 それでは、このブレンド法が実際にどのように行われているのか、見てみることにしましょう。まず、器具ですが、細長い金属線のついたプローブを使用します。

 これは一つずつ滅菌処理した上、個別包装されており、1回限りの使い捨てとなっています。同一人物であれ、再使用されることはありません。

 まず、脱毛する部分を消毒します。それから毛穴にプロープを挿入して、ごく弱い直流電流と高周波を同時に流します。電流と電波の2つの働きにより生成されるアルカリ溶液と熱によって、毛球に影響を与え、発毛を制御します。この処理をすることで現在生えている毛は簡単に抜け落ちていきます。電流を流す時にはかなりの痛みを伴いますので、エステティックサロンでは脱毛部分にオゾンの冷風を当てるなどの痛みを緩和させる処置をしているサロンが多いようです。脱毛処理後は消炎と保湿効果のあるローション等で皮膚をトリートメントしています。


プラン詳細を見る

電気針脱毛は病院でもやっているって本当?

 病院で永久脱毛が受けられるという事は、案外知られていないかも知れません。

 一部の皮膚科、美容外科、形成外科では、電気針を用いた脱毛を行っています。こちらは上述のコラムで記載されているエステサロンの脱毛と異なり、医療の資格を持っているモノだけが施術を行うので安心です。病院での電気針脱毛の実際を見てみましょう。

 まず使用する器具ですが、電気を通す先端以外は絶縁された針を使用します。同じ人でも、場所によって毛の太さや長さ、性質が異なるので、毛の太さによって針を使い分けます。この針は全て個人用で、他の人と共有されることは絶対にありません。

 電気針式脱毛では、本格的に脱毛する前に、必ず脱毛場所ごとテスト脱毛をします。これは、肌に脱毛への耐性があるか見るのと同時に、その場所に合った針の種類を決める為です。まず脱毛する部分をアルコールで消毒し、ムダ毛は長いと処理の邪魔になり、短いと針を毛穴に蒸しこむ際の指標が無くなるため、処理がしやすいちょうどいい長さにカットします。脱毛部分を氷などで冷やしながら、十本くらいテスト脱毛します。脱毛した毛の皮膚の下の毛根の長さを測定し、その部位にあった絶縁針を使用します。そのあと、本格的な脱毛処理に移ります。

 施術者は毛穴が良く見えるように拡大鏡をかけ、一本ずつ処理をしていきます。毛穴に絶縁針を差し込んで、電流を流し、熱で毛乳頭と立毛筋と毛穴との接触部分を焼いて破壊するのです。この処理は軽いやけどを作るようなものですが、数日で自然に完治します。電流の人体への影響はありません。また、先端部分以外は絶縁されているので、電流は流れず、脱毛場所部分以外に電流が流れることはありません。

 処理をした後の毛はピンセットで抜き、処理後には軟膏を塗ります。数本処理するごとに、炎症を押さえ痛みをやわらげる為に、氷でよく冷やします。痛みを感じやすい場合には、局部麻酔をかけることもあります。しばらくすると脱毛処理をした部分が赤くボツボツと膨らんでいきますが、これは皮膚内部に火傷をさせているために、起こる正常な反応です。普通、数時間から数日で完治します。

 エステティックサロンのニードル脱毛と同様、一回の処理で全てを処理するのは時間的に難しく、休眠中の毛、皮膚表面に出ていない毛についても同様です。通う回数が増えるにしたがって、処理の時間は短くなりますが、約2週間に1度通ったとして、1年近くはかかることでしょう。

 病院での脱毛のメリットとしてはどういうものが考えられるでしょう。まず一つ挙げられるのが、衛生、安全性の確実さでしょう。皮膚科はもちろん、形成外科、美容外科の医師は皮膚に関する専門家ですので、脱毛処理後の様々なトラブルにも適切に対処してくれますし、施術中の衛生面にも問題はありません。また、麻酔を取り扱える為、痛みが激しい場合は、局部麻酔で、痛みを感じることなく脱毛をすることが可能です。また、敏感肌、乾燥肌、あるいはアトピー性皮膚炎の人にも、それぞれ、適切な脱毛処理を行えるので、安心と言えます。日焼け肌や、ほくろ、あざの上からでも処理が出来るクリニックも増えてきています。


プラン詳細を見る
この記事を書いた人
さとみん

さとみん

某脱毛サロンで施術スタッフとして5年間勤務。スタッフ経験を活かして、おすすめの脱毛サロンを紹介します。効果や脱毛器の特徴などスタッフ目線で解説していきます!


関連コラム

アーカイブ

新着コラム

ページのトップへ