脱毛コラム

Vライン脱毛は「光脱毛」か「医療レーザー脱毛」どっちにする?

Vライン脱毛は「光脱毛」か「医療レーザー脱毛」どっちにする?
公開日:2014/01/25 更新日:2022/07/15
 水着のビキニラインのその形状からVラインと言われている脱毛パーツは、夏が近づくと人気になるパーツの一つです。初めて、Vラインの脱毛を検討する時に悩むのが、そもそも、どのサロンと契約するかの前に、安い料金で通えるエステや脱毛サロンの脱毛コースにするか、美容外科、美容皮膚科などの医療機関が実施している医療レーザー脱毛にするか?という点です。
 ここでは、どのサロンとか、どのクリニックとかと言った話ではなく、そもそも、医療レーザー脱毛の特長や効果、エステや脱毛サロンの脱毛の特長や効果、また、ビキニラインの体毛の特長を踏まえて、どちらが費用対効果と言う意味で推奨できるのか?分かりやすく解説してみたいと思います。
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医療レーザー脱毛と光脱毛




医療レーザー脱毛もサロンの脱毛も同じ?

 見た目の脱毛方法は同じです。ちなみに、エステや脱毛サロンで行っている脱毛法の事を、 光脱毛(別名、フラッシュ脱毛)と言います。美容外科、美容皮膚科など医療機関で行われている脱毛は 医療レーザー脱毛と言います。
 名前は異なりますが、施術の流れはほとんど同じです。

脱毛の流れはそっくり

 皮膚の肌色に反応しない光やレーザーを脱毛マシンのヘッドから脱毛したいパーツに向けて照射するだけです。この光やレーザーがターゲットとしているのは、皮膚表面から3ミリ程度にある毛根です。

 毛根では、体毛を生やす、伸ばすという役割を持っており、毛根の中にある毛乳頭が血管に付着して、血液中の栄養素をピックアップし、その栄養素を同じく毛根内にある毛母細胞という組織に運搬し、栄養素を受け取った毛母細胞は、栄養素を基に細胞分裂を繰り返します。
 よく頭髪を顕微鏡で見るようなシーンと増毛などのテレビコマーシャルで見受けるかと思いますが、数多くの組織が折り重なるように生えていますよね。細胞分裂して毛の組織を増やして、毛幹を構成し、この毛幹の下では毛根の毛母細胞が更に細胞分裂を繰り返して、毛幹を伸ばし、毛穴から顔を出して伸びていく訳です。

 毛母細胞が細胞分裂を繰り返す際に、毛幹を伸ばすだけではなく、毛の色を黒く染めてもいます。毛母細胞が細胞分裂する際に同時に、 黒色のメラニン色素を分泌します。この黒色のメラニン色素がアジア系の人の体毛の特長である黒い色を生成しています。

 実はこの 黒色のメラニンが脱毛マシンから照射される光を吸収しやすいという特長があり、この黒色のメラニン色素の特長を生かして脱毛を行っています。
 脱毛マシンから照射される 光やレーザーの成分を収集した毛母細胞は高熱を持ち、この高熱が毛根を処理して、脱毛を成立させています。

脱毛の効果は全く違う?

 脱毛の流れは、医療機関で行われている医療レーザー脱毛も、エステや脱毛サロンで行われている光脱毛も同じように見えますが、実は効果は全く異なります。

  エステや脱毛サロンで行われている光脱毛は、毛母細胞の細胞膜を傷つけて、毛が再生してくる期間を先延ばしする程度で、実は脱毛と言っても、数年の期間を経て、毛が再生してくる可能性があります。

 医療機関で行われている 医療レーザー脱毛は、毛母細胞の細胞膜を破壊するので、毛根は細胞分裂を行う事が出来なくなるので、 一度処理した箇所からは毛が生えてくることはありません。
  医療レーザー脱毛はいわゆる 永久脱毛 という事です。

光脱毛は永久脱毛できないの?

 結論から言えば、エステや脱毛サロンの脱毛マシンでは永久脱毛にすることはできません。医療機関で実施されている医療レーザー脱毛のみが永久脱毛の効果を出すことができます。

 これは、法令が関係しており、永久脱毛は医師の管理の元施術される医療行為として定められており、医師が運営している医療機関ではないエステや脱毛サロンでは、行う事ができません。もし、エステの広告などで永久脱毛を宣伝している場合は違法行為と言えます。
 また、その為に、同じような施術をしているように見えますが、脱毛マシン自体もエステや脱毛サロンと美容外科、美容皮膚科などの医療機関で取り扱っているマシンとは、異なるマシンを使用しています。
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ビキニラインの体毛は難敵?

 Vラインなどのアンダーヘアの脱毛は、他のパーツの脱毛と異なり脱毛の効果に対する難易度は非常に高いです。

 一般的な腕や足などのパーツの体毛と異なり、見て分かりますが、色が非常に濃く黒々としていますよね。また、太さと言えば、腕や足の毛は細く短い、人によっては産毛のような人もいますが、Vラインの毛の太さは、非常に太く長いというイメージがありませんでしょうか?

 通常、腕や足など脱毛の一般的なパーツの体毛の毛根は皮膚表面から深さ3ミリ程度の位置にありますが、 Vラインなどのアンダーヘアの毛根は更に深い位置にあることが多く、エステや脱毛サロンで行われている光脱毛では、法令で脱毛マシンの出力が弱められているので、どうしても、 深い位置にある毛根まで光を十分に届かせることが難しいという問題点があります。

 その点、医療レーザー脱毛であれば、脱毛の効果は永久脱毛と言うように、高い出力で処理することが可能で、Vラインの深い位置にある毛根もしっかりと、高出力の脱毛マシンでレーザーを届かせることができ、処理することが可能です。

脱毛サロンやクリニックに何度も通う理由は何?

 そもそも、光脱毛を実施しているエステサロンや脱毛サロンの広告や、なんとかクリニックといったような医療機関で実施されている医療レーザー脱毛のメニューなどを見ると、「3回コース」とか「6回コース」などの表記がありますが、繰り返し通う必要があるのは何故でしょうか?
「歯医者じゃないのだから、1回で全部処理してよ!」なんて思っちゃいますよね?
これには、しっかりとした理由があります。

 医療レーザー脱毛も光脱毛も毛の成長サイクルを利用した脱毛方法になっています。
 
[参考]1-1.脱毛の流れはそっくり

 サロンの光脱毛も医療機関の医療レーザー脱毛も、毛根の毛母細胞から分泌される黒色のメラニンが脱毛マシンから照射される成分を吸収する特長を生かして、処理を行っていますが、毛母細胞が細胞分裂をしていることが前提になっていますよね?
 実はこの毛母細胞が細胞分裂を行っている体毛は体毛全体の2割から3割程度なのです。

 体毛には成長サイクルがあり、よく「 毛周期」と言われていますが、毛母細胞が細胞分裂を繰り返している時期を「成長期」と言い、毛穴から毛が生えている状態、目に毛が見えている状態です。この 「成長期」の体毛が、体毛全体2から3割程度という事です。
 この成長期の毛根のみが脱毛マシンから照射される光やレーザーを吸収するという訳です。その他の7割から8割の毛根は脱毛マシンからの光やレーザーを吸収することはありませんので、脱毛をすることができないという訳です。

 細胞分裂を繰り返していた成長期を過ぎると、やがて毛根は細胞分裂をやめ退行期に入ります。そして、毛根から毛幹が自然と抜け落ち、休止期に入ります。このころには、血管から栄養を受け取っていた毛乳頭は、血管から離れており、毛母細胞に栄養源を供給することはなくなり、いわば毛根は眠った状態になります。
 そしてしばらく期間を置くと、毛乳頭は再び、血管に付着し栄養を毛母細胞に運搬し、細胞分裂を始めて、成長期に入っていきます。

 この体毛の成長サイクルである 毛周期は、体毛1本1本異なります。その為に、1度サロンやクリニックで処理を行っても、次に休止期から成長期になる体毛を待って、再びサロンやクリニックに足を運んで、処理してもらう。
 つまり、何度か足を運ぶ必要があり、回数コースと言ったものがサロンやクリニックにあるという訳です。

Vラインの処理に何度通う必要があるの?

 では実際、Vラインの脱毛をするために、どの程度、サロンやクリニックに通う必要があるのでしょうか?
 通いの頻度ですが、Vラインの毛周期は他のパーツの体毛と異なり非常に早く、 大体2か月に1度か、3か月に1度の頻度でサロンやクリニックに通う必要があります 。

 医療レーザー脱毛であれば、毛根が深い位置にあるVラインの毛根にしっかりとレーザーが届くという話や、エステや脱毛サロンで行われている光脱毛では、脱毛マシンの出力が弱められているので、深い毛根の位置まで光を届かせるのが難しいという話は以下の通りで、

  医療レーザー脱毛であれば、5回から6回程度の通いで、大部分のVラインの毛が永久脱毛されており、自己処理不要の状態になっていると言えます。
  最短で通う期間でいえば、10か月程度になり最長で18か月で完了という事になります。

 では、エステや脱毛サロンの光脱毛であればどうかと言えば、どうしても毛根まで光が届きにくいので、どうしても通う回数が増えてしまいます。
 個人差はありますが、 最短でも10回程度の通いが必要で、中には15回通っても効果を実感できないといったケースもあります。
 ですので、 最短で20か月程度、最長は、もし15回であれば、45か月、20回であれば、60か月程度の期間を通う必要があるということです。

 エステや脱毛サロンのVライン脱毛は非常に安いですが、45か月以上通う事を考えると、本当に安いのでしょうか?しかも、そこまで通い続けることができるのか?といった不安が少々よぎりますね。
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ビキニラインの脱毛の際に痛みを感じるって本当?

 ビキニラインの体毛は他のパーツと異なり、神経が過敏に反応しやすい、神経が集中している場所でもあります。

 脱毛マシンから照射された光やレーザーは、毛根のメラニンに吸収され、吸収して高熱を発し、毛根を処理するわけですが、この際に生じる 熱が、付近の神経に「痛み」として届けてしまいます。

 実は、この痛みが原因で、回数コースを契約したのに、途中解約してしまう人や、通うのをやめてしまう人、施術途中にも拘らず、途中であきらめるか、ゆっくり処理してもらうなど、痛みが原因で後ろ向きな、事態が発生しています。

 もちろん、サロンや医療機関によっては、こういったVラインの痛みに対する対策を持っているサロンや医療機関もあります。

瞬間冷却

 医療レーザー脱毛を施術するクリニックでは、アリシアクリニックやクレアクリニック、リゼクリニック、湘南美容外科など、有名大手医療機関のレーザー脱毛では定番になってきており、サロンの脱毛マシンでも、ジェイエステティック、ラ・パルレなどで採用されていますが、 脱毛マシンから光やレーザーを照射するタイミングで同時に瞬間冷却し、毛マシン自体から照射される光自体が冷たい温度にして、毛根を処理した際に生じる熱を神経に届くまでに、冷却して痛みを緩和させる方法を採用しているクリニックやサロンもあります。

表面麻酔

 これは、医療レーザー脱毛を施術している医療機関の専売特許とも言えますが、麻酔をして痛み自体を感じさせずに処理する方法です。

 施術をする30分前から来院する必要があるので、時間に余裕がある人に限られますが、 脱毛する箇所に麻酔クリームを塗布して、無痛状態にして、施術をしてしまうという方法です。大体1回3000円前後で、対応してくれます。

 ただし、すべての医療機関で表面麻酔の用意があるわけではないので、事前に、無料カウンセリングなどで、表面麻酔を行ってもらえるのか?確認しておく必要があります。

バルジ領域を処理する脱毛法

 最近、増えてきた脱毛法で、施術するサロンや、医療機関ごとに名称が異なるので、すが、 毛の成長因子である毛根の種ともいうべき バルジ領域を処理する方法 で、脱毛する方法です。
 毛根の黒色のメラニンを熱処理するわけではないので、 高熱事態発生しません。ほどよく温かさを感じる程度です。
 湘南美容外科ではメディオスターという脱毛マシンでウルトラ脱毛という言い方で対応しています。KM新宿クリニックではハヤブサ脱毛と言う言い方で施術しています。

SHR脱毛法(スーパーヘアリムーバル脱毛法)

 毛根ではなく、 毛根を包む毛包にアプローチする脱毛法です。
 この脱毛法の特長は毛根を高熱処理するわけではないので、 温かい程度で済むことと、毛周期を気にしないので、 毎月通う事が出来き、大体6か月程度で処理が完了するという点です。有名なサロンでは、ストラッシュ、ラココ、アイセルといったサロンがこのSHR脱毛法を採用しています。
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「光脱毛 VS医療レーザー脱毛」Vラインはどっちがいい?

 ここまで脱毛の効果や手法、通う回数、期間などの観点で、色々Vラインの脱毛に関して焦点を当ててきましたが、何を重視するかと言う点で、どこにするかといった結論になるので、人それぞれですので、タイプ別に見ていきます。
 いずれのサロンやクリニックでも初回の 無料カウンセリングを実施しているので、実際に担当者や医師の話を伺い、バッチテストなどで体験してみることを推奨します。

とにかく短期間で結果を出したい!

 2つの選択肢があります。 医療レーザー脱毛であれば、 個人差を考慮しても5回から6回程度の通いで確実に永久脱毛ができます。2か月から3か月の通いですので、 10か月から18か月で卒業ができます。
 剛毛の人であれば、サロンでの光脱毛では、かなりの回数になる可能性もあり、剛毛女子であれば、医療レーザー脱毛の方が安い料金で済む可能性も高いです。

 また、 SHR脱毛法という毎月通える脱毛法を採用しているサロンも選択肢に入ります。 最短6か月で脱毛完了する人もいるそうですが、日焼けした肌であっても処理ができるのは大きなメリットして取り上げられています。
 ただし永久脱毛ではないので、いつかは生えてくるので、ご注意を。

安さが一番!

 医療レーザー脱毛はどうしても、その効果が永久脱毛という事もあり、保険の適用外なので、高額になってしまいます。例えば 湘南美容外科であれば、6回の通いで28,750円という料金になります。
 とは言え、サロンで何度でも通い続けるとなると、この金額は軽く超えることもあり、剛毛であれば、医療レーザー脱毛をお勧めします。
 ただし、まずは、剛毛かどうかも分からないし、サロン脱毛で試してから、失敗したら医療機関を検討するというのであれば、 ミュゼプラチナムがオススメです。Vライン機関無制限で通い放題コースが3,600円で用意されているので、納得いくまで通って効果が出ればそのまま卒業、もし、何度通っても納得できない場合は、医療機関を検討するといった方法もありでしょう。

とにかく痛みが苦手!

 痛みが原因で通えないという人であれば、3つの選択肢があり、表面麻酔で無痛状態にして、医療レーザー脱毛で確実に処理する方法と、SHR脱毛やバルジ領域をケアして処理してくれるレーザー脱毛、脱毛ラボやミュゼプラチナムのS.S.C.脱毛と言う痛みを軽減した脱毛法を採用しているサロンを選択するというのも手かもしれません。
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この記事を書いた人
ミキ

ミキ

元美容クリニックのカウンセラーです!現在OL。家族とまったり暮らしています。カウンセラー時代にお客様から聞いた悩みなどを元に、脱毛選びのポイントをまとめています。料金面も考慮して、おすすめの医療脱毛を紹介します!


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