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光脱毛と医療レーザー脱毛の効果を比較

2020.09.18
エステティックサロンの脱毛コースや、脱毛サロンで採用されている光脱毛、別名フラッシュ脱毛は、安い料金で脱毛することができるという事で、口コミなどで認知が広がり、ミュゼプラチナムなど大手のテレビCMの効果などで、広く普及してきまいた。
 また、同様に、フラッシュ脱毛の人気から、美容外科や美容皮膚科などで採用されている医療レーザー脱毛も湘南美容外科やアリシアクリニックなども多くの広告を出すことで、人気の施術になってきました。
 初めて脱毛をする人にとっては、「サロンで受けられる光脱毛のコースと、医療機関で受ける医療レーザー脱毛」とどちらにメリットがあるのか?
効果があるのか?問題点はないのか?といった点が気になりますよね。
 そこで、ここでは、光脱毛と医療レーザー脱毛の違いを比較して、どちらが、メリットがあるのか?脱毛初心者の方向けに比較していきます。

光脱毛と医療レーザー脱毛を効果と料金で比較




光脱毛と医療レーザー脱毛の脱毛方法は同じ?

 脱毛する為の考え方は、エステや脱毛サロンで行われている光脱毛と、美容外科、美容皮膚科などで採用されている医療レーザー脱毛は同じです。
 いずれも 毛根が毛をはやすためのメカニズムを利用した脱毛方法です。

 毛根では、毛を成長させるためにいくつかの組織があります。毛根部分にある毛乳頭という組織が、血管に付着し、血液中の栄養素をピックアップします。毛乳頭はその栄養素を毛母細胞という組織にパスします。
 毛母細胞では、受け取った栄養素を元に、細胞分裂を繰り返し行います。その結果、毛根から毛幹が誕生し、毛穴から毛が伸びてきます。これがいわゆる体毛で、脱毛したい人にとってのムダ毛になるわけです。

 毛母細胞が毛を伸ばすための細胞分裂を行う際に毛の色を黒くするために、黒色のメラニン色素を分泌します。この黒色のメラニン色素は脱毛マシンから照射される光やレーザーを吸収する性質があります。
 吸収したレーザーや光はやがて、高熱を発し、この 熱が毛根を処理して、脱毛を成立させています。

永久脱毛は医療レーザー脱毛だけ

 脱毛方法の流れは、医療レーザー脱毛も光脱毛も上述の項での説明通り同じですが、効果は異なります。
 
  光脱毛と異なり医療レーザー脱毛の効果は永久脱毛です。
 
 これは、同じ手法で脱毛処理しているのにおかしいですよね?
 実は、 法律で永久脱毛は医師が医療機関で行う医療行為として定められているからです。また、その結果、同じ脱毛マシンでも 光脱毛の場合は、脱毛マシンの出力が制限されています。

 レーザー脱毛では、毛母細胞から生じる黒色のメラニン色素がレーザーを吸収して発生する高熱が、毛母細胞の細胞膜を破壊します。
 毛母細胞は、毛根の中で毛の成長をつかさどる組織なので、毛母細胞が破壊されてしまっては、細胞分裂することはなくなるので、毛が生ええ来ることはありません。
 つまり、永久脱毛という事です。

 それに対して、サロンで提供される光脱毛は脱毛マシンの出力が法律で抑えられているので、毛母細胞の細胞膜を破壊することはできません。
 毛母細胞の細胞膜を傷つける行為を行います。ただし、毛母細胞は傷つけられると、細胞分裂ができなくなるので、毛母細胞の傷が回復するまでは、毛の成長は再開されないので、具体的に言えば、脱毛というよりも、毛が再生してくることを抑制する制毛と言えます。

通常のパーツなら光脱毛で十分?

 効果面で言うと医療レーザー脱毛の方が永久脱毛という事で、オススメなのではないか?となりやすいですが、費用対効果で考えると決して、医療レーザー脱毛の方がお得とは言い切れません。
 医療レーザー脱毛は光脱毛と料金面で比較すると、 光脱毛の方が安い料金です。

 それに、高出力で処理しなくても腕や足、背中など一般的な体毛であれば、光脱毛で十分処理することが可能です。
  早い人で約6回前後の通いで自己処理不要の状態になります。

ビキニラインや両ワキなどの太い毛はどちらがお得?

  黒くて太い毛は、あまり光脱毛は得意とは言い切れません。
 例えば、ビキニライン(Vライン)やVIOラインなどのアンダーヘア、両ワキといった色が濃く太い毛や、カミソリや毛抜きなどで自己処理を繰り返して色が太く濃くなってしまった体毛は、光脱毛では効果を出しにくいです。

 毛の色が濃く太い毛の毛根は、他のパーツの体毛の毛根と比較すると、毛根の位置がより深い位置にあります。
  光脱毛は脱毛マシンの出力が抑えられているので、毛根部分に光が届きにくいといった問題点があります。

 ところが、 医療レーザー脱毛であれば、深い位置にある太い毛の毛根にも脱毛マシンの出力が強いので、しっかりと毛根までレーザーが届きます。

 自己処理不要のツルツルの状態にするには、 通う回数も6回程度で自己処理不要になる医療レーザー脱毛に対し、 光脱毛では10回以上の通いが必要になってきます。
 男性の毛深いヒゲの脱毛の場合も同様です。

顔の産毛を処理して美肌になりたい

 顔の産毛の処理は人気の高いコースの一つです。
 顔の産毛を処理することで、毛根から抜け落ちた後の毛穴は自然と閉じていきます。
 閉じた後の毛穴は、キメの細かい肌を構成してくれるので、化粧下地やファンデーションが乗りやすく人気になっています。

 この顔の脱毛も医療レーザー脱毛と光脱毛では効果が異なってきます。
 顔の毛は他のパーツの体毛と比較すると、毛の色は薄く、非常に細いという、所謂、産毛という種類になります。
 産毛の毛根は皮膚表面から非常に浅い位置にあるので、脱毛マシンの出力が抑えられている光脱毛でも簡単に処理ができると思われていますが、 実は顔の産毛は光脱毛は不得意としています。また、医療レーザー脱毛も光脱毛程ではないですが、不得意に含まれます。

 いずれの脱毛方法も毛根の黒色のメラニン色素が脱毛マシンから照射される光やレーザーを吸収しやすいという特性を生かして熱処理しています。

 ところが、この産毛はそもそも色が薄く、黒色のメラニン色素が非常に少ない為、通う回数がどうしても、嵩んできます。
 ほぼツルツルの自己処理不要の状態にするためには、 医療レーザー脱毛でも10回程度の通いは求められます。また、脱毛マシンの出力が弱い光脱毛では、更なる回数が要求されてくることが想定されます。

料金面ではどっちがお得?

 おそらくこれから、医療レーザー脱毛にしようか、光脱毛にしようか迷っている人にとっては、一番気になるのが、脱毛にかかる費用、料金ですよね?

  1回の料金を単純に比較すると光脱毛の方が圧倒的に安いです。問題は自己処理不要のツルツルの状態にするためにかかる費用です。
 普通の毛の濃さで普通の太さの体毛であれば、おそらく光脱毛の方がお得で、通う回数も6回程度で済みます。通う回数、期間も医療レーザーとそれほど変わらないので、 普通の体毛であれば光脱毛をお勧めします。
 ところが、毛の色が濃く、太い体毛があるビキニラインやVIOラインなどのアンダーヘアや、両ワキなどの毛は毛根の位置が深い部分にあるため、脱毛マシンの出力を抑えられている光脱毛では、ツルツルの状態にするためには、通う回数が10回以上は想定しなければなりませんが、医療レーザー脱毛であれば、 6回程度で完了するので、濃い毛の部分は通う回数、期間が短い医療レーザー脱毛の方が安い料金で済むことが多いです。

 また、 産毛なども、医療レーザー脱毛の方がお得と言えます。同じ苦手なパーツと言えども、医療レーザー脱毛であれば10回程度の通いで処理が完了しますが、光脱毛の場合、20回通っても効果を実感できないといったケースもあります。

 ここでの説明はあくまで目安ですので、基本的には、医療レーザー脱毛を実施している医療機関も、光脱毛を行っているエステサロンや脱毛サロンも、初回は無料カウンセリングを実施しているので、通う回数と期間、費用を見積もりしてもらう事をお勧めします。



【光脱毛と医療レーザー脱毛の比較表】
施術内容光脱毛医療レーザー脱毛
実施場所 エステサロン
脱毛サロン
医療機関
効果 脱毛 永久脱毛
通う回数の目安
(普通の体毛)
6回程度 5回程度
苦手パーツ アンダーヘア
両ワキ
顔等
剛毛パーツの
通う回数
10回以上 6回程度
産毛パーツの
通う回数
20回以上 10回程度
1回の料金 安い 高い
苦手パーツに
要する
トータル費用
高い 普通

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